
イラストを使って分かり易いアドバイス
思春期の「うつ」は、行動にあらわれやすい。そのサインを見逃さず、適切な対応をしたいものである。その基本症状は、十人十色、個々の子どもに合わせた対応がひつようになる。
「うつ」は心身の状態を指すことば。「うつ病」は「うつ」を主症状とする病気。病気か病気でないかの違いはあいまい。「うつ病」以外の病気も「うつ」を招くことがあるので、医師の診断を待たねばならない。
「うつ」解消の第一歩は休養から。身近にある相談先を気軽に利用することが大切。診察には子ども自身に話をさせるように。もちろん、家族からの情報も欠かせない。
治療法には三つの柱「環境調整(休養)」「精神療法」「薬物療法」を組み合わせるのが効果的である。周囲は焦らず、協力して支える。温かく見守る姿勢を心がける。子どもの気持ちを陰から支える。余裕を持たせ、がんばらせすぎない。
ただ、自殺のサインは見逃さないようにしなければならない。自殺の話題を出したために、じさつを実行することはない。そんなときは、むしろしっかり話しかける。「死にたいと思ったことがあるの?」と思い切って‥「死にたい」という気持ちがあるなら、しっかりと受け止めてあげることが大切である。
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